自分の長所は見つけづらい
これから独立に向け、はじめの一歩を踏み出そうとしている社員たちに、自分の失敗談を話す研修をしています。
あらためて過去の失敗を振り返ることで、自分自身の短所に向き合うことになります。
自分の良いところを見つけるには、客観的でなければならないとはよく言われますが、「客観的」というのが曲者で、多くの勘違いを生み出してしまうと思います。
また一方自分の短所からは自然と目を背けたくなるものです。
もしかしたらそれが自分の強みを見つけづらくしているのかもしれません。
そもそも長所や短所って、起きた事象ではなくその事象が起きた原因に潜む自らの性質に端を発しているのです。
悪い事象が起きたからそれは自分の短所、良い結果が出たからそれは自分の長所、ではないのです。
例えば「決断力」がないと言われる人は、全く同じことをしていても「慎重」な人と評価されることもあります。
決断力がないからこんな結果なんだ、などと言われ続けると、その結果に囚われて「決断力のない自分」を嫌いになってしまいます。
したがってその反対側の「慎重に考えたい自分」も嫌いになり、その特性を悪いものと思い込んでしまうことになるのでしょう。
自分の持って生まれた性質を根本から変えるなんてものすごく困難なことです。
自分の短所だと思い込んでいることにこそ目を向けてみたらどうでしょう。
お笑いコンビ、オリエンタルラジオの中田さんがもっと面白く解説しています。
20分ぐらいの動画です。よかったら見てみてください。