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アセンション~次元上昇

2010年代に入りスピリチュアル系の”アセンション”という用語を、よく見かけるようになりました。
スピリチュアル系ではアセンションの事を、”次元上昇”と解釈しているようです。
最近ではYouTube動画でも多数取り上げられ、何となく普通の現象として説明されているようです。

「次元」とは何か?

アセンションとは、地球や人類がより高い次元(3次元から5次元など)に移行するということを表しているようですが、ここではスピリチュアルな世界からもう少し論理的に推察してみたいと思います。
何はともあれ「次元」とはいったい何なのでしょうか?

 

いきなり「5次元」を想像することが出来ないので、まずは私たちが存在している3次元より低い次元について想像してみたいと思います。
まずその前に、そもそも「次元」とは、いったい何なのでしょうか?ネットでの説明を見ると、

n 個の変数で状態を記述する時、その n を次元と言う。

とあり例えば、

直線は一次元、平面は二次元、空間の三方向のひろがりを表す時は三次元。

と表記されています。

「0次元」は点?

これらの説明では、なおさら高次元を想像する事が出来ませんので、説明にほぼ出てこない「0次元」について考えてみましょう。
「0次元」はn 個の変数が”0”、つまり”n=0”、縦も横も奥行きも”0”という存在になります。

 

そんなものが現実に存在するのでしょうか?
ん?存在しますね。
縦も横も奥行きも”0”、ということは質量も”0”である存在という事になります。

 

私たちの”目”で普段見ているものですが、それは”光量子”つまり光の粒子です。
これは物理学における素粒子の一つであり、現在では厳密に質量ゼロと理解されています。

「0次元」の存在は、どんな存在なのか?

光の速さは、”光速c”と表記されおよそ”30万㎞/sec”です。一応宇宙最速とされています。
というより”光速c”より速いものは無いが、”光速c”より遅い光もありません。何故でしょうか?

 

光は何百億光年彼方からも飛んできます。光の粒子には寿命が存在しないのでしょうか?
相対性理論によると、光の速度で移動する存在は、我々から見ると時間の進行が”0”になります。

 

だから何かにぶつかって”光速c”より速度が遅くなった途端、寿命が尽きるようです。
したがって「0次元」の存在は、生まれた瞬間から時間が経過することが無いという事になります。

まとめ

「0次元」の存在は、

①縦も横も奥行きも”0”、そして質量も”0”である。
②寿命は”0”だが、私たちには永遠に見えます。
③私たち「3次元」の存在から、確実に認知できています。

次回は、「1次元」の存在について考察します。

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