株式会社とは
営利事業を営むための会社形態の一種。法律上、社員(株主すなわち出資者)の地位が株式という均等に細分化された割合的単位をとる。
その社員が会社に対し、その有する株式引受価額(1株当たりの金額)を限度とする出資義務を負うだけで、会社債権者に対してなんらの責任を負わない(間接有限責任)会社をいう。
経営的には、多数の出資者が株式制度によって結合した物的会社であり、営利的多数集団企業の一種とされる。
いずれにせよ、株式会社の基本的特質は、株式と有限責任である。
[日本大百科全書]
なんか難しく説明されていますが、箇条書きにすると、
1.営利事業を営む会社
2.出資した人が株主。
3.株主の事を社員と言う。
4.株主は会社の債権に責任なし。
ということです。
株式が投資になるために
一般的には株式会社を上場させなければ、投資対象にならないと思われています。
しかし最初から非上場企業の株を持っている人は?
上場と同時に、大きなキャピタルゲインを得ることができます。
無論、株の価値が上がっていた場合の話です。
なので非上場株であっても、「買ってくれる人がいれば」利益を得る事ができるのです。
当たり前の事ですが、非上場株を「買ってくれる人がいれば」の話です。
一体誰が買うの?
これも一般的な話ですが、非上場株はM&Aぐらいでしか売買されません。
そもそもただの一般投資家が、非上場株なんか取引しませんよね。
新規上場する企業の株主名簿には、”~投資事業有限責任組合”という名前見ます。
これは簡単に言うとファンドの事です。
非上場株だけをを買うファンドが日本にも数十存在するのです。
勿論、上場前提でキャピタルゲインを得るためのファンドです。
だから上場できそうもない企業に投資するはずはありませんね。
元請会社が下請会社を買う
もう一つ非上場株を買うケースがあります。
それは、元請けの会社が下請けの会社を買収するケースです。
元請けは事業の内容を熟知しているうえ、下請けの会社を成長させる努力をしています。
だから安心して買収または出資する事が出来るのです。
この”成長させる”という努力が、ファンドとはまったく違うポイントです。
下請けの企業は将来高く買ってもらおうと、努力するでしょう。
元請けの企業は事業拡大が有利になります。
お互いにとって、これが本来最高の投資となるのです。