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お金の運用は自分の性格によって選択すべし

日本の義務教育に「お金」の授業が無い

8月21日の「高齢者の後悔TOP10はこれだ!」に書いた記事の通り、後悔のNO.1は「もっと貯金をしておくべきだった(女性1位・男性2位)」です。
そのような後悔をしないため、簡単な「お金の増やし方」について考えましょう。

 

「お金の増やし方」については沢山の書物が出回っています。ですが、すべての結論は、「お金を運用する」ということに尽きます。
つまり”運用の仕方がそれぞれあります”という内容です。

 

ここで問題なのが、我々日本人の世界的欠陥ともいえますが、「お金の運用」について、ほとんど知識がありません。
何故かというと、日本の義務教育に「お金の運用」に関する授業が無いからです。

”超安全”か”超危険”の二者択一しかない

ですので”貯金”という言葉は受け入れやすいのですが、”投資”という言葉には拒否反応が出てしまうのです。
にも拘らず、”ギャンブル”にはまる人は多い。いったいどういう事なのでしょうか?コツコツ貯金はするが、投資はせず、ギャンブルにはまってしまう。

”貯金”=元本保証である。
”投資”=元本は保証されないが、ローリスク・ローリターンである。
”ギャンブル”=元本が”0”になるリスクはあるが、ハイリターンである。
日本の義務教育を受けると、何故か”超安全”な方法か”超危険”な方法しか選択できなくなるのです。→「白黒思考」

このカラクリについては、また別の機会に詳しくお話ししたいと思いますが、根本的な原因は「現在の憲法」の取り扱いにあります。
取り扱いとは、憲法を守るか守らないかの二者択一しか存在せず、”変更する”という選択肢が戦後一度も存在しないという事実です。

”投資”は自己責任

「お金の運用」である”投資”は義務教育では習わないので、自分で勉強するしかありません。しかし、ちまたでは詐欺にあったなどのニュースをよく耳にします。
「必ず儲かりますよ」というのは100%ウソです。証券会社が進める銘柄もほぼ当てになりません。というより売りたいものを売っているだけです。

 

”投資”は自己責任です。とよく言われる通り、自分で勉強し研究しない限り、手を出しずらいのが現実でもあります。

上がった下がったが気になる人には、”預金”が性に合っている

しかし銀行預金をするぐらいなら以下のような”投資”に移行したほうがずっとマシです。預金にもインフレリスクは付きまとうのです。

①銀行預金(金利ほぼ”0”・銀行が倒産しても1000万円まで元本保証)
→元本は減らないが、インフレ率が2%(日銀の目標)になると10年で約22%物価が上昇するので、結果的に貯金の価値は78%にまで減ってしまいます。
②個人向け国債(銀行金利よりはマシ”0.05%”・国が潰れない限り元本保証)
→こちらも銀行預金と同様に、インフレリスクはある。
③投資信託(証券会社の商品ではなく、市場で買えるインデックスファンド)
→長期間(せめて5年以上)保有していないとメリットは出ないが、年率5%ぐらいは過去の実績で証明されているので、10年でおよそ163%になります。インフレリスクを加味しても127%にはなります。

少し長くなったので次回、「下がっても損切りできる人は、短期勝負が性に合っている」から続きます。

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