すべてが奇跡
最初は何をやってもうまくいかないと嘆くだろう。でも時々善い結果になることがある。それを素直に喜ぶべきだ。
我々人間にとって森羅万象は悪い結果になることが普通なのだ。例えば恒星が死を迎えるとき穏便に終わることはない。それどころか従える惑星を悉く破壊するのだ。
太陽もいづれ地球を破滅させることを科学者は皆知っている。我々人間にとって森羅万象は常に破壊に導かれる。だから人間にとっては悪い結果になるのが普通なのである。
我々の天の川銀河には太陽よりも大きな恒星が山ほどある。巨大な恒星の最後は超新星爆発し、周囲の太陽系を飲み込み次の新しい太陽が生まれる。
こうしてまた新たな生命を宿す惑星が誕生することがある。これこそ奇跡としか言いようのない現象である。
宇宙の摂理は誰にも変えることはできないし嘆く必要もない。
自分にとって悪い結果が他人にとって善い結果であることもあるし、その逆もしかりです。
また自分にとって悪い結果が他人にとっても悪い結果であることもある。その逆もしかりです。
所詮、悪い結果か善い結果かは我々の主観によって感じるものであり、相対的なものに過ぎない。
アインシュタインの名言に、
人生には、二つの道しかない。一つは、奇跡などまったく存在しないかのように生きること。もう一つは、すべてが奇跡であるかのように生きることだ。
とある。
ということは悪い結果も善い結果も、すべてが奇跡であるかのように生きることこそ重要なのだ。
善い結果になることは不思議なことで、悪い結果になることが当たり前だと思えば何も嘆くことは無くなる。