見方の違い
普段慣れ親しんでいる地図はメルカトル図法というものです。これは球体を平面に投影する一つの方法ですが、非常に狭い範囲において形が正しいのと、東西南北が正しいだけで、広範囲になると全く役に立ちません。角度、距離、面積比を図るには使用できないのです。
例えば下図のようにミサイルが打たれたとします。
見てわかる通り日本の上空を通過することになります。
しかし、それは思い込みと誤解に過ぎません。
実際には下図のようになります。
このように日本上空を通過しません。
この地図はポーラ図法(ステレオ投影法)と呼ばれるものです。あまり見慣れない図法ですが国際連合紋章にも使用されている位、世界のスタンダードとなっています。
疑問を持つことの重要性
残念ながら思い込みや誤解は、日本の義務教育のような刷り込み教育から発生します。
学校の勉強がよくできた人ほど、現実の世界から認識がずれ悩んでいる人が多い気がします。
先の図法による世界の認識の違いは一つの事例に過ぎません。他にも山ほどあります。
例えば上空に浮かぶ雲が何故発生するのか?の問いに、
「海や地面から水が蒸発(じょうはつ)すると、水蒸気(すいじょうき)となって空気にとけこむ。この空気が上空へのぼり、冷やされると、水のつぶとなって雲になるんだ。」
と答えると思いますが、実は、
「雲は空気中の水蒸気とちりの集まりなんだ。雲ができる空は気圧が低いので、空気が空に上がっていくと、急にふくらんで温度が下がる。すると、空気の中にふくまれていた水蒸気が冷やされて、ちりに集まって水や氷のつぶになる。これが雲の正体なんだ。」
が正解で、水蒸気だけでは雲はできません。”気圧の低さ”と”ちり”が必須条件なのです。
さらにその”ちり”の一つがなんと宇宙線(宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線)で有る可能性が非常に高いことを、ほとんどの人が知りません。
下のグラフの宇宙線観測データを見れば、夏に多く冬に少ないことも解ります。地球温暖化の本当の原因は・・・・・大体推測できますよね。
このように、学校で習ったことが正しいと思い込んでいる人は、何事にも疑問を持たないように訓練されています。
だからあらゆる情報に対して、正しいのか誤りなのか疑問を持たず鵜呑みにしてしまい、他人を簡単に批判したり賛同したりして、結局自分に返ってくる事で”悩み”となってしまうのです。
まずは、すべての事に対して疑問を持ちましょう。