人生の教訓
前会長である伊東さんは、口癖のように言っていたことがあります。
「とにかくバカになるんだ!」と。
バカになるとはどういうことなのでしょうか
ここで言っている”バカ”とは、「役者バカ」「親バカ」「バカ正直」のように使われる”バカ”です。いわゆる「無知」や「愚か」という意味ではありません。
「社会的常識からかけ離れていていようとも、度が過ぎて程度が並はずれる必要があるんだ!」という意味です。
何でも社会的常識的にこだわり、そこそここなしていては成長しません。アマチュアの間は言われたとおりに実践・挑戦しなくてはいけないのです。
これが「バカになれ!」という事です。
バカでないとプロの指導を受けられない
大人になると、自分の知識をひけらかすような人が多いのも事実です。しかし、このような態度ではただの「嫌な奴」になってしまい、せっかく物事を教えようとしてくれる人が口を引っ込めてしまいます。
つまりせっかくの教わる機会を逸してしまい、成長のチャンスを逃してしまうという事です。
自分の利口さをひけらかしたところで、プロフェッショナルに敵うはずがないのです。「バカになる」ということは、素直にプロから指導を受けるという事なのです。
教わったことはすぐに実践しろ
四の五の言わず、プロから教わったことはすぐに実践し試す必要があります。
本当に愚かな人は、後でやってみようと思っている間に忘れてしまいます。
もし試した結果、効果が無ければ、それをプロに相談し、さらなる指導を受ける事が出来るのです。
プロと言っても人間ですので、指導した相手が素直に実践しているというだけで、益々本気の指導をしてあげたくなるものです。
こうなれば占めたものじゃないですか。結局最短でプロになれるのですから。
これが前会長からご指導いただいた「人生の教訓」なのです。