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お金が存在しない「スタートレック」の世界

「スタートレック」とういうドラマや映画を御存じでしょうか?

時代設定
時代は作品ごとに違うが、おおむね22世紀から24世紀の話である。地球人は銀河系内の約4分の1の領域に進出しており、様々な異星人と交流しながら、残りの領域の探索を進めている。地球からは貧困や戦争などが根絶されており、見た目や無知から来る偏見、差別も存在しない、ある意味で理想的な世界と化している。貨幣経済はなくなり、人間は富や欲望ではなく人間性の向上を目指して働いている。

まさに”お金”が存在しない理想的な世界です。

お金が存在しない理由

お金が必要ない理由としては、食べるもの等ほとんどの物は複製する事が出来る装置(レプリケーター)が存在し、移動手段は近距離(地球から月ぐらい)であれば転送でき、好みの仮想現実を何時でも好きなだけ体験できるホロデッキなるものがあるからなのです。

 

なにか完璧な世界のようにも感じますが、それではドラマとして面白くありませんよね。

面白くするための工夫

①お金は存在しませんが、それに代わる希少金属(ラチナム)が代替品として登場します。
これは複製装置で複製する事が出来ません。
②地球人も宇宙人も寿命が存在し、蘇りなどはありません。
一部の”Q”なる存在だけが全知全能の神のような存在として登場します。
③地球では貧困や戦争は根絶していますが、宇宙のあちこちで戦争・殺戮・拷問が起こっています。
特にカーデシア人による拷問や殺戮は、想像を絶するものです。
④人間本来の感情や喜怒哀楽は変わりません。
憎しみや嫉妬もあり、裏切り・殺人もあります。
⑤AIや人工知能は普通に存在し、機械生命体や未知の生命体も多数登場します。
機械生命体としてはボーグなる侵略型エイリアンがいます。

何も変わらない

このようにお金が存在しない世界であっても、存在している世界であっても、今の現実とほぼ何も変わりません。
結局のところ、人間が存在する限り”面白い世界”にしようとすると、今の現実になるのです。

 

苦難や苦労の無いところに”おもしろさ”も”楽しみ”も無いのです。
ならば、お金が有っても無くても、苦難を避けず乗り越えていく世界こそ、理想の世界と言えるのではないでしょうか。

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