立場にとらわれない?
是々非々(fair and just)とは、立場にとらわれず良いことは良い、悪いことは悪いと判断するという意味のこと。
仕事をしていると、様々な場面で良し悪しを考えさせられます。
こんな時、立場にとらわれず良し悪しを判断出来る人間になりたいものです。
例えば上司から、ある仕事を依頼されたとします。
「こんな仕事やりたくない!」と思っても、部下としては受けざるを得ません。
それとも「出来ません!」と断れますか?
是々非々で考える
まあ、こんな場面はいくらでもありますね。
そこで”是々非々”について考えてみましょう。
前述の例では「やりたくない!」と思ったわけですが、何故ですか?
めんどくさいから?それとも、単純作業だから?
これでは”是々非々”にはなりません。
「その仕事は、ココが間違っている!」と主張する必要があるのです。
何が良くて何が悪いのかを説明しなければいけません。
説明できずに断るならば、タダの不良です。
良し悪しの判断
一言で”良い悪い”と言っても、それは正しいのでしょうか?
実はココが問題です。
例えば「他人の手伝いをする事は良い事だ」と本当に言えるでしょうか?
「手伝ったために相手がケガをした」ら、どうしますか?
同様に、他人の手伝いをしない事は悪い事なのでしょうか?
「手伝わなかったことで相手が成長した」場合はどうでしょう?
このように良いか悪いかは、その結果次第で簡単にひっくり返るのです。
結果がすべて
立場に関係なく、良し悪しの判断は結果のみで決まるのです。
結果がすべてなのです。
だから、未熟な人が是々非々で判断してはいけません。
「こうすれば~こうなる!」と理解している者だけが、是々非々で判断できるのです。
未熟なうちは「これは良い、これは悪い」と安易に考えず、結果で判断するべきです。
結果の無い現象はこの世に存在しません。
故に、経験を以て是々非々であるべきです。