マーチンゲールの法則
ギャンブルに絶対勝てる方法があります。
それをマーチンゲールの法則と言います。
マーチンゲールの法則とは、
最初の賭け額から、勝つまで倍額にしてかけ続けた場合、配当が2倍であれば、最初の賭け額分が利益となるというギャンブルの中で最も有名な法則です。
シミュレーション
この法則を実行すれば、必ず勝てます。
しかしながら、実行している人は皆無です。
どうしてなんでしょう?
実際にシミュレートしてみましょう。
白と黒の2択で白が勝ち、黒が負け。配当は2倍とします。
掛金の合計は1000円で、配当は1200円ですから、200円の勝ちです!
あれ?イイじゃないですか。
では次に負けが9回続くとどうなるでしょう?
10回目の掛金はいくらでしょう?なんと、51,200円です。
配当は102,400円ですが、掛け金の合計は102,300円なので、100円の勝ちです。
机上の空論
10万円も投じて、100円しか儲かりません。
これではギャンブルとは言えませんね。
ちなみに19回負け、20回目で勝ったとすると、掛金の合計は1億円を超えます。
29回負け30回目で勝ったとすると、掛金の合計は1,000億円を超えます。
しかも、儲けは100円です。
マーチンゲールの法則は完璧ですが、現実には実行できない机上の空論となるのです。
たとえこれが、コンピューターゲームであっても、やる人はいないでしょう。