このページの先頭へ

「限界効用逓減の法則」って?

簡単に言うと”財産やサービス、消費などの増加量と、それに伴う満足度が比例しない”という概念的法則です。
勿論、感覚的な概念なので証明されているわけではありません。
”満たされない努力”こそが成功のカギ

誰もが経験している法則

例えば、お腹を空かしている状態から500円のお弁当を食べたとしよう。
この時の満足感(満腹感)が一番高い。

 

次に、500円のお弁当を食べた後、1000円のお弁当を食べたとしよう。
空腹感が無い状態で、値段が倍のお弁当を食べても満足感(満腹感)が倍になることは無いですね。

どうしてでしょうか?

当たり前と言えば当たり前の法則なのです。
収入についても同様で、収入が無い状態から月収20万円になった時の喜びは、その後月収40万円になった時の喜びよりも大きいという事です。

 

満足感や喜びというものは、満たされているか満たされていないかによって効用が大きく変化するのです。
満たされている所に上乗せされても効用が少なくなるのは、動物の本能と言うべきでしょうか。

収入限界効用が逓減しない人

普通の人は収入限界効用が逓減します。
なぜなら、常に満たされようとするからです。

 

特殊な人は収入限界効用が逓減しません。
なぜなら、常に満たされ無いようにするからです。

 

これは一見「欲望にキリが無い」状態に感じますが、普通の人に”満たされない努力”は出来ません。

ウォーレン・バフェット氏の場合

普通の人は月収20万円でも満たされようと努力しますが、特殊な人は”満たされない努力”をします。
つまり、収入がいくらになろうと贅沢をせず、徹底して生活水準を困らない程度に抑えるのです。

 

かのウォーレン・バフェット氏(純資産約9兆9800億円)は、毎朝マックのハンバーガーを食し1958年に購入した家に今でも住んでいるのです。
他にも上げればキリがありませんが、

散髪代は18ドルです。高級ブランドのスーツも着ません。
今もスマートフォンではなく、折りたたみ式携帯電話を使っている。
コカ・コーラのファンで1日に5本は飲む。
ゴルフは好きだが、高級ゴルフクラブは買わない。
友人のビル・ゲイツ氏にマクドナルドでランチをおごるのも好きで、クーポンを使ったこともある。

特殊な人の日常は、徹底して”満たされない努力”をしているのです。

ケチな訳でも無関心な訳でもない

ただし本人が必要と思うものにはお金は惜しみません。

お金をかける唯一のものがプライベートジェット。
2000年以降、460億ドル以上を寄付している。
「うんざりするほど」の本が椅子の脇に積まれ、1日の80%を読書に費やす。
デール・カーネギーの話し方講座に100ドルを払って参加し、そのおかげで妻にプロポーズできた。

どうですか?ただの変人にしか思えないあなたは普通の人ですね。

バフェット氏はかつて「わたしの人生は、これ以上ないほど幸せだ」と語った。
「実際、家を6軒も8軒も持っていたらもっと不幸だっただろう。必要なものは全て手に入れた。これ以上は必要ない。なぜなら、ある時点を過ぎれば違いがなくなるからだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る
トップへ戻る