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自己暗示は万能ではない!

自己暗示とは、
一定の観念を繰り返すことによって自分自身に暗示を与え、
通常と異なる心の状態をつくり出すこと。

自己暗示は、かけ方によってポジティブにもネガティブにも働きます。
例えば「自分は出来る!、出来る!」と暗示をかければポジティブに働きますが、「自分はダメだ!、ダメだ!」と暗示をかければネガティブに働きます。

 

このように自己暗示は”通常と異なる心の状態をつくり出す”という効果があるものの、”かけ方”に気をつけなくてはいけません。

一体何が働くのか?

ところで、暗示にかかると一体何が働くのでしょうか?
どうも”遺伝子スイッチが働く”ようです。

 

実は、ハーバード大学やコロンビア大学などで今も研究が行われており、「思い」「祈り」「笑い」「食事」「運動」「生活習慣」などをきっかけに、遺伝子スイッチが働き劇的な改善・効果がみられるというものです。

遺伝子スイッチ?

私たちの身体は約37兆個の細胞から成り立ち、その一つ一つの細胞の核に遺伝子という情報が入っています。
その情報の全体を「DNA」と呼び、DNAの中に占める遺伝子の割合は、わずか1.5%ほどと言われています。

 

残りの98.5%は以前”ゴミ”だと思われていましたが、実は1.5%の遺伝子に働きかけるスイッチのような役割があり、オンかオフかで遺伝子の働きが変わる事が発見されたのです。
このスイッチは必要に応じてオンになり、普段はオフになっています。

 

風邪をひいたら熱を発生させ、ウイルスの増殖を抑えることはよく知られていますが、これは体温制御のスイッチがオンになるためという事がわかってきました。
今は、脂肪燃焼・がん抑制・免疫に関するスイッチなどもわかってきました。

すべてオンにすれば良い訳では無い

スイッチをオンにするかどうかは、適度でなければならない事もわかってきました。
身体に良い働きをすることもあれば、悪い働きをすることもあるのです。

 

また良い働きをするスイッチでも、オンになりっぱなしだと身体に害を及ぼすのです。
つまり、我々のDNAには無限の可能性がある一方、自らの命を脅かす可能性もあるのです。

 

まさに自己暗示のかけ方によって、遺伝子スイッチの働きは大きく異なるという事ではないでしょうか?自己暗示をかける際は、是非ポジティブにかけるよう心がけましょう。

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