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始末書よりも有効な手法

なぜ雇用者に始末書を書かせるのでしょうか?
それは、懲戒解雇事由の法的根拠にするためです。

 

建前は、「業務などにおいて過失や規程違反を犯した者が、事実関係を明らかにするとともに謝罪し、再発させないことを誓約するための書類」となっていますが、経営者にとっての本音は雇用者を辞めさせるためのツールにすぎません。

 

始末書とは経営者にとって無いよりは有ったほうが良いかもしれませんが、解雇する方法は他にいくらでもあります。それより反省を促せたり懲罰を与えるのは、雇用者の志気が落ちるだけなので辞めたほうが良いでしょう。本当に改善してもらいたいと思うならばもっと非常識な方法を考えるべきです。

 

例えば雇用者が「遅刻」した場合、一番迷惑を被るのはその同僚です。会社はその分お金がかかりませんので迷惑ではありません。だから遅刻した雇用者は同僚に対してお詫びが必要です。ならば同僚に昼飯を奢るとか、遅刻した分だけ代わりに仕事をするとか、同僚にとってメリットになることをアドバイスしてあげるべきです。

 

こうすればだれも不愉快になりませんし同僚から、「何ならまた遅刻していいよ」と冗談を飛ばせます。遅刻した本人も「いえいえ、冗談じゃないです。もう遅刻しません」となるでしょう。

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