会社をつぶす社長の特徴?
この記事は、〇〇データバンクの方の分析です。
倒産企業データから会社をつぶす社長の特徴を整理すると、5つの「弱い」と、5つの「ない」の10ポイントをまとめることができます。
5つの「弱い」
①「計画が弱い社長」 | 決算書が読めず、赤字の理由がよく分かっていない経営者は、取引する金融機関も警戒します。 |
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②「朝が弱い社長」 | 朝一番に調査に訪れても社長がいない。出てきた社員にいつ来るか尋ねても「分かりません、来ても昼からです」となります。社長以上に働く従業員には、なかなかお目にかからないところからすると、まず儲からないと言えます。 |
③「決断力が弱い社長」 | やめる決断ができません。設備投資を決断することはどんな社長でもできます。ダメとわかれば赤字を出す覚悟で撤退する決断も社長に必要な素質です。 |
④「パソコンに弱い社長」 | 現在のIT社会では周囲に乗り遅れます。 |
⑤「人情に弱い社長」 | 「リストラができない社長」のことです。確かに人を切ることは、経営者にとって厳しいことです。しかし赤字を解消できない企業はいずれ社員の解雇がまっています。 |
5つの「ない」
①「計画性がない社長」 | いつまでに、どれだけ、どうやって、の三つが計画立てられていない、いわゆる「ドンブリ勘定」経営のことです。 |
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②「情報が少ない社長」 | これは社内、特に「悪い情報」が伝わらずに、足元をすくわれるケースです。幹部社員の引き抜き、不正取引が原因の倒産は、ほとんどの場合、社長が「知らなかった」となるわけです。 |
③「リーダーシップがない社長」 | 今や人手不足による企業倒産が増加する局面ですが若手人材を育てるには説得よりも、リーダーとして「聞く力」が必要なようです。 |
④「危機感がない社長」 | 自分の会社がつぶれる夢を見たことがありません。儲かっている時に危機感をもてるかどうかです。 |
⑤「人脈がない社長」 | 同業者や友人以外に異業種の社長とつながっていることが重要です。 |
変化・異常を知るには平常を知る。何よりも普段から会社の顔である社長をよく知ることが重要と言えます。
警備会社ではどうでしょう?
①警備会社って「警備計画」とか「教育計画」とかいろいろ計画書を作りますから、「計画」慣れしてますね。
でも大抵「計画」通りに行きません。
②警備って朝が早いので、「朝に弱い」と最初から仕事できません。「内部情報」については職業病と思えるほどみんな得意ですね。
③現場の経験がある社長なら「リーダーシップ」とか「決断力」は日常業務です。
④「パソコンに弱い」人はまあまあいます。「危機感」は人によりますね。
⑤「人情に弱い」かどうかも人によりますね。いろいろ職を転々として警備業に流れ着いた人が多いので、相応の人脈持ってますね。
だから、警備会社ってつぶれないんですね。