問題解決という仕事
以前「取締役の仕事とは?」という記事で、三つの問題について提起しました。
再度、振り返ってみましょう。
どんな個人も法人にも必ず問題があり、それを解決する事が取締役の仕事です。
問題の内容は以下の三つです。
1.経済的問題 個人において収支、法人において資金の事です。
2.肉体的問題 個人において健康、法人において利益の事です。
3.精神的問題 個人において思想、法人において理念の事です。
問題の解決法
これら問題の解決方法は、単純明快です。
1.収入が支出を上回れば、経済的問題は解決します。
2.生産が消費を上回れば、肉体的問題は解決します。
3.勉学が娯楽を上回れば、精神的問題は解決します。
収入は入ってくるお金で、支出は出るお金ですね。
出るお金が多ければ、経済的に破綻します。
生産は欲求の提供で、消費は欲求の享受ですね。
欲求を抑えられないと、肉体的に破綻します。
勉学は求道で、娯楽は自己満足ですね。
自己満足に陥れば、精神的に破綻します。
だから破綻しないためには、出費を抑え、欲求を抑え、他者を満足させるのです。
バランスが大事
しかし、この三つにはバランスが必要です。
厄介な事に、二つだけが向上された場合、残りの一つが逆に働きます。
出費や欲求を抑えると、自己満足に陥り易くなります。
欲求を抑え他者を満足させると、出費が増えやすくなります。
出費を抑え他者を満足させると、欲求が増えやすくなるのです。
したがって、三つの問題は別々の事ではありません。
どれか一つが解決されても、すべては解決しないのです。
少しずつ少しずつ、バランスを取りながらゆっくり向上させていきましょう。