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恐縮です

昨年末ごろからご相談を頂いていたのですが、昨今の緊急事態宣言解除を待って、やっと御会い出来ました。
先方は創業64年の超老舗。大変恐縮です。

 

ご相談相手である会社は建設業を営み、数年前から自社警備部門を立ち上げられました。
そのころからIMSグループとお付き合いがあり、現在も仕事を頂いている関係です。

 

そんな老舗の社長は現在2代目社長なのですが、ご年齢もあり最近親族に後継されました。

ご相談内容

自社警備部門にも人材が集まり、いよいよ分社も考えられているそうです。
しかし長年の経験から社員の自主性や、やる気について疑問があるそうです。

 

つまり、社長以外はオーナーではない社員ばかりだという事です。
現在の会社を社員に実質後継させたいともお考えなのですが、現実無理なのです。

 

理由は簡単で、株価が高く、誰にも株式譲渡する事が出来ないからです。
そりゃあ、64年間も実績のある会社ですから、株価は何十何百倍にもなっていますよね。

 

さすがに社員のかたが、株式を買うのは難しいでしょう。
その場合、親族に相続という形で譲渡せざるを得ません。

 

残念な事に遠方で優良企業に勤めるご子息は、後継の意志がまったく無いそうです。
金融機関などに相談を繰り返し、結局のところ分社し業務を移行するしか方法が無いという結論になったそうです。

 

しかし赤の他人である社員に分社してもらい、業務を移行させるには、感情的にも金銭的にもリスクが大きすぎると感じておられたようです。

 

そこでIMSグループの書籍「宝友」を隅から隅まで読まれ、ご相談となりました。

何も考えずにここまで来てしまった

社長の本音ですが、これまでは会社を維持する事に精一杯で、後継の事はまったく真剣に考えてこなかったそうです。
それが今になって、大いなる悩みとなった訳です。

 

IMSグループは、創業前より「後継」する事しか考えてきませんでした。
そのため株式にしても分社にしても、「後継」するための仕組みが構築されたのです。

 

考えてみたら上場企業では普通で当たり前の事ですが、「後継」についてこのように考え仕組みを構築している中小企業は大変珍しいのではないでしょうか?

 

「後継」について「何も考えてこなかった」というのは、現代において致命的となっており、最後はM&Aに頼らずを得ない状況となっています。

今更どうすれば良いのか?

一般には法律上、会社をタダであげる事も出来ませんので、お金のある会社に買ってもらう店仕舞いするかのどちらかしか無いでしょう。

 

IMSグループの場合、最初から後継の仕組みが構築されていますが、それだけではなく赤の他人である社員に後継するための分社スキームも構築されています。

 

しかし、このように至った理念については言葉では言い尽くせません。
簡単には説明が出来ないのです。

 

人格の向上に日夜研鑽しなければ信じ難きIMSグループであり、これを「難信難解」というのです。

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