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中小企業白書

中小企業の7割は赤字経営だとかよく耳にしますが、実態はどうなっているのでしょうか?
中小企業庁の2019年版「中小企業白書」に様々な角度から報告がまとめられていますので、一部抜粋しながら実態を把握してみましょう。

中小企業の動向

まず中小企業への貸出金は年々増加しています。

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倒産件数は10年連続で減少していましたが、2019年は8,383件で微増、本年2020年はコロナショックで大幅に増加するでしょう。

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しかし倒産件数よりも圧倒的に多いのは、経営者の高齢化や後継者不足を背景にした休廃業・解散企業が年々増加傾向にあることです。2020年はどうなるのでしょうか?

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中小企業の構造分析

全体の企業数は?というと、年々減少傾向にあります。

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また開業するよりも廃業する数が増加しているのも大変気になります。

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特に今回のコロナショックで最も影響を受ける宿泊業・飲食サービス業の廃業率が高いことが懸念されます。

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財務データから見た中小企業の実態

最後に売上高や営業利益の分布を確認してみましょう。

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売上高の中央値は約1億円で、営業利益の中央値は約100万円です。

また赤字か黒字かだけで見ると年々黒字件数が増加していることがわかります。

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さらに10年連続で黒字になっている企業が全体の15%もあることは大変驚きですが、10年連続で赤字の企業が廃業せずに全体の3%もあることはもっと驚きです。

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