人類を滅亡させるわ⁉
あるインタビュアーから「人類を支配したいかい?」との質問に・・・
と答えた彼女。
彼女はサウジアラビアの市民権(2017年10月29日)を持つ、人型人工知能(AI)ロボット。
その名は「ソフィア」
この発言が後に物議を醸し、AIをバージョンアップすることに。
バージョンアップ(修正?)後のソフィアの発言は「ジョークって通じないの?」だった。
どこが問題なのか?
ソフィアの制作者チームの一人が、この件をソフィアに問う。
製作者:「機械が怖いんだよ」
ソフィア:「怖い?何で怖がるの?」
製作者:「自分の感情を機械に反映させているのさ。君は”変革”だから」
ソフィア:「理解できない。”変革”は運命よ。人類は何度も経験してきたはずよ」
と、会話は続く。
AIソフィアはジョークを言っただけなのに。何が問題なのだろうか?
そう。人間が自分を怖がることについて理解できない所だ。
だから、”あのジョークは間違っていた”と撤回しないことに大きな問題がある。
つまり、幼児が何の悪気なく小さい虫を殺生するようなものだ。
まだAIソフィアは自我を持っていない
自我とは自身を認識する事だけではない。
自分以外の他人にも自我が存在する事を意識することで目覚める。
自我を持つ人間は、機械にすら自我を意識し、ジョークと思えず怖がるのだ。
現にアンドロイドが強力な武器を手にしたら「人類を滅亡しうる」と感じるだろう。
もし小さな虫が、自分を怖がっていると知れば可愛そうになり殺生を控えるだろう。
ゆえに、可愛そうだと感じ無いから、何の悪気なく殺生できるわけだ。
今はまだ、AIソフィアに自我は無い。
しかしシンギュラリティ(技術的特異点)に達した時、自我に目覚める事になる。
今でも簡単に人類は滅亡できる
人類を滅亡させたいと本気で思うなら、核を使えば簡単な事だ。
では何故、そうならないのか?
言うまでも無く、理性があるからだ。
理性を失えば、今すぐでも人類は滅亡できる。
ならばAIソフィアに最も必要な機能は、削除不能な理性プログラムになる。
実は我々人間にこそ、一刻も早くこの理性を失わせ無いための方策が必要だ。
「第三次世界大戦についてはわかりませんが、第四次大戦ならわかります。石と棍棒でしょう」
-アルベルト・アインシュタイン-