日本の死亡者数は年々増加
以下のグラフは、日本全国の年間死亡者数の推移です。
(死産は含まれていません)
資料:総務省「人口推計月報」
2020年は死亡者数減
上記データの通り、2020年(令和2年)の死亡者数は前年の2019年より減っています。
よーく見ると2009年(平成21年)も、前年2008年より1,090人ほど減っています。
2009年の10大ニュース1位は、4月「新型インフル、WHOがパンデミック宣言」です。
あれ?2020年は?
日本ではなぜかパンデミックになると、死亡者数が減っています。
2021年の最新データが2月までしかないのですが、今のところ前々年の2019年同月水準となっています。
なお近年、死亡者数が急増した年は2011年(平成23年)で、5%も増加しています。
2011年は、3月11日の東日本大震災があった年です。
統計から言えること
死亡者数が年々増加しているのは、第一次ベビーブーム世代(昭和22~24年)が、現在70歳以上になっていることに起因していると考えられます。
そして、戦争や災害で死亡者数が増える理屈も理解できます。
しかし、パンデミックで死亡者数が急に減るのは何故でしょうか?
人類がウイルスと共存してきたことに起因しているとしか考えられません。
理由はともかく、古代より人類はウイルスと共存しています。
ウイルスも人類がいなければ単体で存在する事が出来ません。
ウイルスが他人に感染するためには、感染者がいなければ実現できません。
だとすると年々人類の寿命が延びている可能性として、「ウイルスが人類の寿命を延ばしている」と言う仮説は、あながち否定できないのではないでしょうか。