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真実と偽りの見分け方

今の世の中、真実か偽りかわからない情報が飛び交っており、その情報をそのまま信じてしまったり、あるいは疑ったりすることがよくあると思います。
偽りの情報を疑い、真実の情報を信じれば何の問題もありませんが、偽りの情報を信じて他人に広めれば、偽っている人の思うつぼで”悪”に加担するインフルエンサーとなってしまいます。
また真実の情報を疑って「そんなはずがない!」と他人に広めても、偽っている人の思うつぼで”悪”に加担させられます。

偽りの情報を発信する人の狙い

そもそも偽る理由は真実を知っているからです。真実が広まると都合が悪いのです。だからもっともらしい偽りを考え広めようとします。
さらに偽りの情報を信じてもらうことで、何らかの”得”があるのです。

 

例えば「この薬はコロナに効く!」という真実を知っている人は、「全く効果のない薬を、コロナに効く!」という偽りの情報を流します。
みんなが真実を知れば、本当に効く薬の供給が追い付かなくなり、自分(たち)に薬が回ってこなくなります。それでは困るので、偽りの情報で世間の目を背け自分を守ろうとする訳です。

 

そのうち真実が明らかになりますが、そのころには薬の供給能力も追いつき問題は無くなります。つまり偽りの情報を発信する人の狙いは、自分(たち)だけが安全でいたいがために他人の犠牲を容認しているのです。

偽りの情報を他人に広める人に根拠はない

容易く偽りの情報を広める人は、同時に真実も広めやすいのですが、自分がどっちを信じたいか?だけの判断で他人に広めてしまうのです。
簡単に言うと”根拠”も”証拠”も関係なく、自身の感性だけに従って他人に情報を広めます。厄介なことですが、これが署名人(または著名な団体)の発信であるとウィルスのように一気に伝染します。

 

そこら辺のおじさんやおばさんが言っているなら、たわいもない話で終わりますが、著名な人が言っている事なら簡単に広まってしまいます。
また著名な人であるからと言って、いつもいつも証拠に基づいた話をしているわけではありません。仮説の場合もあれば、証拠そのものが間違っていることだってあります。

簡単に信じてはいけない?

物理学の世界では今も日新月報、常識が覆っています。だから専門知識のない人は尚更、情報をうのみにしない事です。
しかし何もかも疑っていると、真実も疑うことになってしまいます。それでは本末転倒と言わざるを得ません。

 

物理学者が真偽を判定する方法は、数学的検証による証拠ではなく、それを実験や観測によって証明する事なのです。
最近では、約100年前にアインシュタインの一般相対性理論から導き出された予言である”重力波”を、2016年2月、直接検出に成功し証明されました。

真実か偽りかの判断は、実験や観測による証明しかない!

実験や観測による証明とは、すなわち現象として現れるということです。仮説であれ思い込みであれ、例外なく現象として現れる事のみが真実です。

 

他人に情報を広める前に、いま一度このことを確認してみましょう。そのような事例が無い場合は、あくまでも仮説であることを忘れてはいけません。
どうしても真偽が知りたければ、自分で実験し証明するしかありません。

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