メガバンクの今
最近メガバンクの担当者が都庁に転職されました。
課長はグループ会社に出向しました。
都内の支店長は、三分の一に減るそうです。
(いつもの通り、辞令は寸前まで出ないそうです)
まだ若い社員は、あまり影響がなさそうですが、給料の高い役職者はかなり的にされているようです。
特に法人担当の部門は4月から、3店舗が1店舗に集約することが決まっています。
これからどうなっちゃうのでしょう?
私たちが心配してもしょうがない事ですが、人員の削減と合理化は止まらないようです。
他人事ではない
この次に起きそうなことは、既に予測できます。
それは、貸し剥がしです。
貸し剥がしは、既存の融資を期限前に返済してもらうことを意味します。
実際には広い意味での貸し剥がしが行われます。
例えば、プロパー融資の停止・手形借り入れの返済・当座貸越の閉鎖等々。
昨日のブログで紹介した”緊急事態宣言の裏”に詳しくありますが、東京国税局発表の「不正発見割合の高い10業種」は完全に狙い撃ちされるでしょう。
その中には、警備会社の顧客も少なからず含まれており、他人事ではありません。
自衛手段
人の事を心配するよりも先に、自社の自衛手段を講じる必要があります。
貸し剥がしなどが行われると、遅かれ早かれ倒産します。
警備会社の売掛金は、およそ2~3か月分の売り上げに相当します。
そこで打つべき自衛手段は以下の通りです。
①顧客の支払いサイトを出来るだけ短縮してもらう。
②新規受注はすべて現金前払いにしてもらう。
③必ずファクタリングもしくは、倒産保険に加入する。
もう今までの倒産事例とは異なり、顧客の会社訪問から倒産を事前に察知することはできません。
最大のポイントは見抜く力です。
以下の「トンデモ会社」シリーズを参照してください。
「トンデモ会社」Part1
「トンデモ会社」Part2
「トンデモ会社」Part3
「トンデモ会社」Part4