名の由来
第六天魔王とは、欲天の最上に位置する第六天の王。
釈尊が覚りを開くのを妨害したといわれ、三障四魔の中の天子魔とされる。
ルシファーとは堕天使の長であり、サタン、悪魔と同一視される。
元々全天使の長であったが、神と対立し天を追放されて神の敵対者となった。
時代背景も教義も異なるが、似て非なる存在に思える。
欲望のままに、他者を自在に操るところが共通している。
海外ドラマ「ルシファー」
「お前の望みは何だ?」
ドラマの中でルシファーが、こう聞く場面がある。
相手はウソが付けなくなり、欲望を口にしてしまう。
不死身で超人的な力を使って、自らの欲望を叶える。
しかし、たった一人だけ能力が通じない女性に出会い興味を抱く。
その女性の正体とは?・・・まあ、こんな感じのストーリー。
あくまでもドラマに過ぎませんが、切なさを感じる。
堕落した天使というより天に戻ろうと、もがいているようにも思える。
悪魔の正体は?
核兵器を使用する者は、悪魔である。
大量虐殺を行う者は、悪魔である。
生存の権利を脅かす者は、悪魔である。
地球を破壊する者は、悪魔である。
欲望のままに他者の命を奪う者は、悪魔である。
故に悪魔は、愚かである。
なぜなら己の生存権利も放棄しているからだ。
この世から欲望が完全になくなってしまうと、悪魔も存在できない。
欲望が存在するから、悪魔も存在できる。
従って悪魔の正体は、根本的な”無知”である。