自分を動かす意識
自分で決めた目標に向かって、やろうやろうと思っても結局出来ない。
誰しにも経験があると思う。
反対に、いつの間にか出来てしまった。
こんなこともある。
この違いは一体何なのだろうか?
自分自身を動かすにはどうすれば良いのだろう。
急に性格が変わる訳も無いし、急にやる気が起きる訳でもない。
「出来る!出来る!」と励まされたら出来るのか?
「無理!無理!」と罵倒されたら出来るのか?
もしかして、自然にしていれば出来るのか?それは無いな。
一体、何が自分を動かすのだろうか。
どう考えても自分の脳が、何かに反応して身体を動かしているに違いない。
その何かとは、「意識」に違いない。
意識を持たない機械なら、自分で目標を立てる事も無い。
だが、犬や猫は目標を持つのだろうか。
寝たり食べたりが目標と言えるなら、そうとも言えるが。
たとえば、クモは成虫になると網を張る。
しかし練習も努力も必要としない。
これは本能行動であり、無意識の行動である。
自ら目標を立てる行動は、無意識ではなく意識的な行動だ。
したがって脳は「意識」に反応していると言える。
その反応によって、脳は実現可能な方法を考え出す。
ここは考えに考え、脳をフル稼働しなくてはならない。
ここで挫折すれば、それで終わりだ。
しかし本当の問題は、如何に実現可能な方法を継続できるかだ。
顕在意識だけの反応だと、目標達成まで維持できない。
「やるぞ、頑張るぞ!」という意識は顕在意識だ。
つまりこれを継続維持するには、潜在意識の反応が必要だ。
「こうすれば必ず出来る!」という意識が潜在意識だ。
潜在的に、すでに出来る事が決まっているという意識だ。
必ず出来る!と決まっているから継続可能になる。
いつの間にか出来たというのは、こういう事か。