福を運ぶ~地球まで残り1500万km‼
「はやぶさ2」は2014年12月3日に打ち上げられました。2015年12月3日の地球スイングバイを経て、2018年6月27日に小惑星リュウグウに到着しました。そして、2019年末にリュウグウを出発し、2020年末に地球に帰還する予定です。
2020年の日本を振り返る
2020年の日本はコロナで幕が開け「はやぶさ2」の地球帰還でめでたく幕を閉じそうですね。
また2020年は牡牝の無敗三冠馬が一度に誕生するという競馬史に長く記憶される年ともなりました。
まさに悪いことが起きるのは、善いことが起きる前兆です。
2020年の最後は「はやぶさ2」の地球帰還という劇的な出来事で締めくくってもらいたいものです。
自身を見つめなおす年
「我々はどこから来たのか?」この問いに答えることが、「はやぶさ2」の目指す科学(サイエンス)なのです。
我々の住む地球、その上で生きる生命と、その源とされる海、これらの原材料となる物質は、太陽系が誕生した当初、相互に密接な関係を成しており、その中で地球が誕生しました。「はやぶさ2」が目指すC型小惑星は、この関係についての情報を今でも保っていると考えられています。C型小惑星を詳しく調べ、サンプルを持って帰って分析することで、太陽系の起源と進化、生命の原材料物質を調べることができます。
色々な意味で2020年という年は、自身を見つめなおすという気宇壮大な時代となりそうです。
明るいニュース
地球は現在の我々人間にとって、唯一生活できる惑星です。にも拘らず唯一無二の環境を汚し破壊しているのもまた人間なのです。
ある意味コロナのおかげで、今の地球環境は急激に改善しつつあります。
飛行機や船舶の数が激減したことが影響しているものと思われますが、日本の海岸でイルカが頻繁に目撃されたり、オーストラリアの海岸ではサメが頻繁に目撃されています。
また日本では2020年の台風の上陸数が”0”となり、台風14号は日本を避けるように「Uターン」という稀に見る進路をとりました。そしてさらに世界の地震発生回数も近年の2割にも至っていません。
明らかに善い意味で自然環境に大きな変化が見られます。なんだか善いことが起きているのです。しかしこのような報道はほとんどされてはおらず、毎度コロナ禍の暗い話題ばかりです。
明るいニュースだけを取り上げるメディアが、一つぐらいあっても良いと思いますが。