「信じる」と「騙される」
「信じる」とは、それを本当だと思い込む事で、正しいとして疑わない事。
「騙される」とは、本物であると思い込むように仕向けられる事で、本物であると偽って偽物を買わされ掴まされる事。
どちらも同じような意味?
どちらも本当だとか本物だと思い込む事なので、同じ意味のように思えます。
唯一の違いは能動的か受動的かによります。
「信じる」行為は、能動的(自分から他へはたらきかけるさま)である。
「騙される」行為は、受動的(他から動作・作用を及ぼされるさま。自分の意志からでなく、他に動かされてするさま)である。
なので「信じる」と「騙される」は決して同じ事ではありません。
信じる者は騙される?救われる?
一般的によく聞くのは、「信じる者は騙される」とか「信じる者は救われる」と言われますが、どちらが正しいのでしょうか?
この二つは完全に矛盾しており、真逆の事を言っています。
以前の記事で「信じる者は儲かる?」について書きましたが、「儲=信+者」とは自身の可能性を信ずる者が利益を得る(”自身の可能性”とは”無限の知恵”)と結論付けました。
「信じる者」は、”能動的に自身の可能性を信ずる者”な訳ですから、儲かるのであって騙される訳でも救われる訳でもありません。
騙され易い人はどんな人?
繰り返しになりますが、信じる者が儲かるのであって、損をする人は信じない者なのです。
したがって、騙され易い人は信じ易い人なのではなく、信じ難い人こそが騙されやすいのです。
”信じ難い”とは「自身の可能性を信ずる事が出来ない」という事です。
なので、騙され易い人は自身の可能性を信ずる事が出来ない人なのです。
あれあれ?頭が混乱してきましたか?
世間には騙される人が大勢いる
”自身の可能性”とは”無限の知恵”であり、それが自身に備わっていると信ずる事が出来ない人が大勢いるという事です。
答えは簡単で、真実を観ようとしないからです。言い方を変えると真実を避けているのです。真実を知る事に恐れを抱いているのです。所詮しょーもない自己防衛本能なのですが。
最も厄介な資質は、”嘘つき”と”自己中”の二つです。どちらも自己防衛本能から発揮されるものです。
この二つの資質を正しく使えば、もう二度と騙されることはありません。
※詳しくは「正しい”嘘つき”と、正しい”自己中”」を参照してください。